金原明善の
事業毎の年表
History
治水、利水、植林、製材、運輸、出獄人保護、北海道開拓、金融。多岐に渡るそれぞれの事業がいつどの様に興り、どの様な変遷を経て今に生きているかをご紹介致します。
- 出獄人保護
岡本、静岡監獄に2年間囚われの身となる
西南の役が起こった時、岡本は国事犯として静岡監獄に2年間囚われの身となった。
- 出獄人保護
明善、川村矯一郎と出会う
岡本が赦免された時、明善はこれを慰問し、ともに静岡監獄にあった川村矯一郎を紹介され、職業の斡旋を請われた。
- 出獄人保護
明善、勧善会を組織する
明善は川村を天竜川の治水事務に従事させたが、岡本と川村からの監獄の内情を聞き、明善はこれに心動かされ、免因保護事業を目的とする勧善会を組織することになった。その目的は監獄教諭と放免囚を保護し、感化して生業に就かせ、再び犯罪を犯さないようにすることにあった。
- 出獄人保護
名称を静岡県出獄人保護会社と改める
定款を作り、社団法人として名称を静岡県出獄人保護会社と改めた。
職業の紹介、宿泊、衣類または旅費の貸与、職業用の器具を給与、会社に収容して感化。正業に就かせるなどの方法で出獄人保護を行った。
- 出獄人保護
組織を変更して財団法人静岡県勧善会と改称
明善は事業の重要性を広く世の中に理解してもらうためには費用もかかるため、寄付金募集に努力した。自ら揮毫、1件1円以上での寄付を募り、この頃80歳を過ぎ、病もあったが2000枚以上揮毫した。